昨日、カープ 黒田が引退表明をした。
日本シリーズ前のこの時期、ファンに最後の雄姿を目に焼き付る機会をとの、ファンを大切にする黒田らしい発表である。
しかし、ファンとしては来年も投げてくれるのではという希望的観測と、優勝したから今年かも?と思いつつも、週末から始まる日本シリーズでの戦いに頭が一杯のこの時期、突然後ろから頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けたのではないだろうか。
かく言う私も、仕事中、知り合いからのLINEで一報を受け、どうしてよいのか、しばし呆然としてしまった。その後は冷静さを少し取り戻し、予想はしていたものの、「なぜこの時期に?」、「この時が来てしまったのか」、そして感謝の想いが入り乱れ、また頭は熱く回転し始めた。
この日曜のカープ優勝を扱ったTBS「情熱大陸」では、黒田が飲み会の席、新井へ「お前は優勝して綺麗な辞め方はしたらだめだ。ボロボロになるまで辞めるな」と新井いじりをしていたので、自身も優勝しても辞めることはないのではと、安心していたので、余計に意表を突かれてしまった。
黒田の功績は私が言うまでもないが、広島をカープファンを、いや国民に勇気と、日本人が忘れつつある美徳、価値観を改めて思い返す機会を与えてくれた、稀有なスポーツ選手ではないかと思う。本人は嫌がるかもしれないが、国民栄誉賞の候補になってもおかしくない生き様である。
ありがとう!黒田博樹
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